第86回
2023年6月24日(土)
「ベニツチカメムシの子育ての様子を観察しよう」
会員の参加者:25名+西神野子ども会24名
梅雨の合間の薄日が差す蒸し暑い日となりました。子育てをする昆虫として世界を驚かせたと言っても過言ではない「ベニツチカメムシ」の観察を行いました。ベニツチカメムシ研究の第一人者にもご参加いただき、佐自研ならではの観察会となりました。
日の隈山を背景に開会式 ベニツチカメムシの給餌行動を世界で初めて確認されたフィリッピ・リサさん(当時佐賀大学)と、佐賀大学でベニツチカメムシの研究をされていた野間口さんが特別参加
ボロボロノキ(ボロボロノキ科)
枝がボロボロ(ボキボキ)と折れやすいことが名の由来とか・・・
ボロボロノキ(ボロボロノキ科)の果実(赤〜黒色)
ボロボロノキの果実を運ぶベニツチカメムシ(ツチカメムシ科)の雌
※幼虫の餌となるボロボロノキの果実を見つけると、そこから真っ直ぐ巣の方向に戻ることができる!(見上げた景色を参考にして巣の方向を定位できるそうです)
ベニツチカメムシの成虫と幼虫(3齢くらい?)
ボロボロノキの果実に群がる幼虫 登山道沿いに点々と幼虫の群れが確認できました
佐自研初代会長の岩村顧問(左)にもご参加いただきました。右はベニツチカメムシ研究の第一人者のリサさん。 ネジバナ(ラン科)
別名モジズリ
巨大なドクツルタケ(テングタケ科)
最も危険な毒キノコの一種だそうです
カナビキソウ(ビャクダン科)
(細い葉の植物)
タチドコロ(ヤマノイモ科) コクラン(ラン科)
ケタガネソウ(カヤツリグサ科)
佐賀県:絶滅危惧U類種
葉の縁に毛が並んでいます
バイカイカリソウ(メギ科)
ヒトリシズカ(センリョウ科)
花がないと見過ごしてしまいそう
日の隈山から下山後、車の荷台にパソコンとPCをセットして、NHKの「ダーウィンが来た」を視聴しました。
カメムシの特集の回で、佐賀大学に関わりのある研究者が二人も登場されました。 ちょうどいい場所に休憩所がありました
最後に今日のまとめ 西神野子ども会からも参加がありました
初代会長の岩村顧問からメッセージをいただきました。