第84回
2022年7月10日(日)
「干潟の生き物を観察しよう 〜玄海編〜
観察会の参加者:会員19名+西神野子ども会約30名(10家族)
今回も、西神野子ども会(佐賀市)とのコラボ企画の観察会となりました。熱中症を心配するほどの晴天となりましたが、海の中では、気分が悪くなるほどの暑さを感じることもなく、参加者は胴長や水着姿で海に入り、岩場やアマモ場の生物採集を楽しみました。
開会(日陰に入りたい) 生物採集開始
竹ノ島から撮影 何が採れるかな?
胴長はいて,手網でアマモ場を探ります 水中の「アマモ」(アマモ科)
リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ(龍宮の乙姫の元結の切り外し)という別名がついています
。水中撮影
「アマモ」の解説
「海藻」ではなく、「海草」(種子で増える種子植物)です。
「コアマモ」(アマモ科)
佐賀県:準絶滅危惧種
「ウミヒルモ」(トチカガミ科)
環境省:準絶滅危惧
佐賀県:準絶滅危惧種
大人も子どもも海の生き物に興味津々
「タツノオトシゴ類」(まだ同定できていないので・・・)と「アミメハギ」(カワハギ科) 「オクヨウジ」(ヨウジウオ科)
口吻が短く青い
「ヨウジウオ」(ヨウジウオ科)
口吻が長く、尾びれが扇子型
「コウイカ」(コウイカ科)
「タイワンガザミ」(ワタリガニ科) これも「タイワンガザミ」(ワタリガニ科)
「ハボウキガイ」(左)と有明海では有名な「タイラギ」(右)
(いずれもハボウキガイ科)
「アカニシ」(アッキガイ科)
食用です
「オオヘビガイ」(オオヘビガイ科) 「サンショウウニ」(サンショウウニ科)
「コシダカウニ」(サンショウウニ科) 「ゴンズイ」(ゴンズイ科)
群れを作る習性があり、「ゴンズイ玉」と呼ばれています
「ハマボウ」(アオイ科)
2020年のレッドリスト見直しで、佐賀県のレッドリストから除外されたそうです。
「ハマボウ」(アオイ科)の花
竹ノ島にありました
ここから伊藤運営委員の撮影した写真です。 
 
「ミズクラゲ」(刺胞動物門ミズクラゲ科) 「ハマグリ」(軟体動物門マルスダレガイ科)
食べ応えありそうですねえ〜
「ウミニナ」(軟体動物門ウミニナ科) 「イボウミニナ」(軟体動物門ウミニナ科)
「ヘナタリ」(軟体動物門キバウミニナ科)  「コウイカ類」(軟体動物門コウイカ科)
 
   
 「イシガニ」(節足動物門ワタリガニ科)  「ウモレベンケイガニ」(節足動物門イワガニ科)
 
   
 「カクベンケイガニ」(節足動物門ベンケイガニ科)  「マメコブシガニ」(節足動物門コブシガニ科)
 
   
 「ツノモエビ」(節足動物門モエビ科)
第64回観察会でも確認しました。
 「テッポウエビ」(節足動物門テッポウエビ科)
第64回観察会でも確認しました。
 
   
 「テナガツノヤドカリ」(節足動物門ヤドカリ科)  「ユビナガホンヤドカリ」(節足動物門ホンヤドカリ科)
 
   
「トゲモミジガイ」(棘皮動物門モミジガイ科)
「カイ」と名付けられていますがヒトデの仲間です。
 「イダテンギンポ」(脊索動物門イソギンポ科)
 
   
 「ゴンズイ」(脊索動物門ゴンズイ科)
背びれと胸びれに毒棘があり、これに刺されると激痛に襲われます。
 「ヨウジウオ」(脊索動物門ヨウジウオ科)