第62回
2015年7月18日(土)
「金ぴかのカワバタモロコを見よう」
参加者:33名
台風11号の接近で観察会の実施が危ぶまれましたが、佐賀県では台風の影響はほとんどなく、夏空が広がる中で、予定通り実施できました。お目当てのカワバタモロコがなかなか採集できず担当者は焦りましたが、なんとか3個体捕獲でき安堵しました。
30℃越えの真夏日となりました。 まずはトラップを仕掛けましたが、トラップではモツゴしか捕獲できませんでした。
県内ではめずらしい水田魚道が設置されています。 水田魚道を初めて見る参加者も多かったようです。
増水したときに、水路と水田を魚が行き来できます。
残念ながら、魚道の上の田んぼでは、今年はダイズをつくられるみたいです。
胴長を着て、いざ入水! 高校生(佐賀西高サイエンス部)も3名参加してくれました
とったど〜! 約50cmのナマズ(ナマズ科)でした。
採れた魚の解説 何とか3個体捕獲できた
「カワバタモロコ」(コイ科)
環境省:絶滅危惧TB類
佐賀県:絶滅危惧T類種
ピンクとブルーのラインが美しい
「(タイリク)バラタナゴ」(コイ科)
残念ながらニッポンバラタナゴではなさそうです。
「ツチフキ」(コイ科)
環境省:絶滅危惧TB類
「ヌマムツ」(コイ科) 「モツゴ」(コイ科)
尻鰭に卵がくっついている「ミナミメダカ」(アドリアニクチス科)
環境省:絶滅危惧U類
佐賀県:準絶滅危惧種
金色に輝く
「カムルチー(ライギョ)」(タイワンドジョウ科)
ギンヤンマノヤゴ(右上)
コイの幼魚(下)
バラタナゴの幼魚(左上)
縫ノ池で魚ウォッチングしました。
安福寺(水堂さん)近くの池でウシガエル(特定外来生物)のオタマジャクシを捕獲。(外来生物法では持ち帰り・リリース・飼育は禁止されています) カスミサンショウウオの幼生がまだ池の中にいました。