第60回
2014年10月26日(日)
「世界でこの地域だけ!! アリアケスジシマドジョウを見よう」
参加者:25名
今年最後の観察会は、曇りのち小雨がぱらつく天気になりました。参加者は胴長を着て川の中に入り、魚捕りに挑戦しました。「アリアケスシジシマドジョウ」をはじめ、様々な淡水魚が採集できました。多くの絶滅危惧種が確認でき、貴重な地域であることが再確認できました。
開会
(圃場整備のための取り付け道路にて)
まずはトラップを仕掛けました
キアゲハの幼虫
(食草はセリ科の植物です)
外来のオオアカウキクサ類
水田への取水の仕方や圃場整備についての説明 「ミズオオバコ」(トチカガミ科)
佐賀県:準絶滅危惧種
環境省:絶滅危惧U類
100個体以上確認できました。
「カゼトゲタナゴ」(コイ科)
佐賀県:絶滅危惧U類種
環境省:絶滅危惧U類
「ヤリタナゴ」(コイ科)(上)
「アブラボテ」(コイ科)(下)
うじゃうじゃ泳いでいた
「ミナミメダカ」(メダカ科)(上)
佐賀県:準絶滅危惧種
環境省:絶滅危惧U類
胴長をはいて、川の中へ入水!
童心に返って魚すくい 何が採れたかな?
採集できた魚の解説 婚姻色が鮮やかな「カネヒラ」(コイ科)
「オイカワ」(コイ科)(右)
と「ヌマムツ」(コイ科)(左)
本日の主役
「アリアケスジシマドジョウ」(ドジョウ科)
佐賀県:絶滅危惧T類種
環境省:絶滅危惧TB類
「ドジョウ」(ドジョウ科)も数個体採集できました。佐賀県のレッドリストでは、「佐賀平野のドジョウ」は「絶滅の恐れのある地域個体群」に指定されています。 絶滅危惧種の「カワバタモロコ」(コイ科)も1個体採集できました。
佐賀県:絶滅危惧T類種
環境省:絶滅危惧TB類
「バラタナゴ」(コイ科)(上)と「カゼトゲタナゴ」(コイ科)(下)前述
「ニッポンバラタナゴ」であれば、佐賀県:絶滅危惧T類種、環境省:絶滅危惧TA類です。
何と!絶滅危惧種の「ナガバノウナギツカミ」(タデ科)も500個体以上生育していました!
佐賀県:絶滅危惧U類種
環境省:準絶滅危惧