第54回
2012年10月21日(日)
干潟を支えるもの〜釣りエサと誤解されているゴカイ!?〜
参加者:
22名
お出かけするには最高の天気に恵まれました。午前中は、紅葉し始めたシチメンソウを横目に見ながら、有明海の干潟でゴカイ類などの底生生物の採集と観察を行いました。午後は佐賀大学で双眼実体顕微鏡を使ってゴカイの形態観察と解剖実習を行いました。
さえぎるものは何もない広大な干潟! 底生生物の定量調査法についての実演
ふるいを使ってソーティング 浮泥が墨汁(汚れ)を吸着する作用を確認する実験
「イトメ」と「アリアケカワゴカイ」
※中央の太い個体は「イトメ」ですが、他は・・・
「クロヘナタリ」
佐賀県:絶滅危惧T類種
「シマヘナタリ」
佐賀県:絶滅危惧T類種
「オカミミガイ」
佐賀県:絶滅危惧T類種
「センベイアワモチ」
(左:背側、右:腹側)
佐賀県:絶滅危惧T類種
「トビハゼ」
佐賀県:絶滅危惧U類種
漁師さんが大量に捕獲していた
「ムツゴロウ」
環境省:絶滅危惧U類
佐賀県:絶滅危惧U類種
カニ類色々
「シオマネキ」「クシテガニ」「アリアケガニ」「アリアケモドキ」「アシハラガニ」「ヤマトオサガニ」
「シチメンソウ」の紅葉も見事
環境省:絶滅危惧U類
佐賀県:絶滅危惧U類種
佐賀大学文化教育学部の生物学実験室をお借りしました。
「ヒメヤマトカワゴカイ」(左)
「アリアケカワゴカイ」(中)
「ヤマトカワゴカイ」(右)
釣具屋で購入した「アオイソメ」の解剖
はしご形神経系などが観察できました
天気は最高! 有明海も最高!