第35回
2006年8月6日(日)
「鹿島市浜川・奥山の自然」

参加者:14名
 猛暑の中、午前中は「峰松うなぎ屋」さんの駐車場に集合し、浜川下流で水生生物の採集・観察を行いました。地元の方が石積漁法で捕獲されていた、約50cmの天然ウナギには驚きました。汽水域の魚類、甲殻類が観察できましたが、事前に捕獲されていた「ヤマノカミ」が見られたのはラッキーでした。
 大変暑かったので早々に車で奥山に移動し、木陰で昼食を摂った後、昆虫・植物の観察を行いました。1週間前の事前調査で確認していたオオキツネノカミソリの花が散ってしまっていたので少しがっかりしましたが、数多くの蝶・トンボを観察することができました。
集合場所の「峰松うなぎ屋」さん
駐車場を貸していただき、ありがとうございました
地元の方が、石を積んでウナギ漁をされていました
おいしそうな巨大天然ウナギ 汽水域にもコイがいます
成長とともに名称が、セイゴ→フッコ→スズキと変わります。 「ウロハゼ」
「シモフリシマハゼ」 「マハゼ」
尾鰭に黒点が目立つのがハゼクチとの違い
水槽から飛び出した「トビハゼ」 本日の目玉「ヤマノカミ」
佐賀県:絶滅危惧U類種
環境省:絶滅危惧U類
ヤマノカミ(背面)
日本では有明海湾奥部、諫早湾とそこへ注ぐ河川にのみ分布する
腹部が赤いのが特徴の「アリアケモドキ」
足先が赤い「アリアケガニ」 「ミヤマカラスアゲハ」(雄)
「カラスアゲハ」(雄)
ミヤマカラスアゲハとの違いは微妙です
(サイズである程度区別できるそうです)
「イシガケチョウ」
幼虫の食草はイヌビワ
手乗り「オオハナアブ」 滝の近くは天然のクーラー
県内では山地でしか見かけない「ミンミンゼミ」 「ミルンヤンマ」
名前は、英国人John Milne氏に由来するが、
日本特産種だそうです
おまけ@
「峰松うなぎ屋」の天然ウナギの蒲焼きを、お土産として買って帰りました(絶品でした)
おまけA
事前調査では確認できた
「オオキツネノカミソリ」