第48回
2010年11月7日(日)
「脊振山系のブナ林の生き物たち〜紅葉,黄葉いろいろある葉(よう)〜」
参加者:17名

前夜には雨が降ったようですが、朝から太陽が顔を見せ、絶好の紅葉狩り日和になりました。ブナをはじめとする落葉広葉樹の紅葉・黄葉・褐葉が丁度見頃を迎えており、サブテーマ通りの観察が十二分にできました。ラミネーターを用いた「簡易押し葉標本」の作成、ブルーレイプレイヤーとプロジェクターを使っての「奇跡の大自然〜日本列島〜」の上映など、初の試みに参加者の皆さんは満足されたようでした。
ブナの木の下で開会式 ワンボックスカーにパネルを貼り付け紅葉の仕組みの解説
説明パネルを磁石で車のボディーに貼り付けています ブナ林に生息するチョウ・ガについて中原運営委員長から解説
中原コレクションより、「ブナアオシャチホコ「(左上)、「キリシマミドリシジミ」(中上♂、右上♀)、「ゴマシオキシタバ」(左下)、「エゾヨツメ」(右下) キリシマミドリシジミの幼虫の食草である、「アカガシ」(ブナ科)は常緑樹のため秋でも濃い緑色が目立ちます
紅葉が美しい「ツタウルシ」(ウルシ科) 薄緑色の「コシアブラ」(ウコギ科)
南斜面には太陽光が差し込み癒しの風景が広がっていました アカシデ(カバノキ科)
最も紅葉が目立った「コハウチワカエデ」(カエデ科) 1株だけあった「イロハモミジ」(カエデ科)
樹皮がマクワウリの模様に似た「ウリハダカエデ」(カエデ科) カナダ国旗のサトウカエデに似た「カジカエデ」(カエデ科)
黄葉する「イタヤカエデ」(カエデ科) 太陽光が透けて美しい「ブナ」(ブナ科)の黄葉
最も多くみられた「シロモジ」(クスノキ科) 「タゴガエル」(アカガエル科)が源流域で鳴いていました
「ブチサンショウウオ」の採集にチャレンジしましたが・・・ 採集できたのは「ニッポンヨコエビ」(ヨコエビ科)と「サワガニ」(サワガニ科)でした
写真を使って坂本運営委員から「ブチサンショウウオ」、前田運営委員から「ニッポンヨコエビ」の解説がありました ラミネーターを使い、カエデ類の葉の簡易押し葉標本作り
5種類のカエデ類の標本ができましたが、「コミネカエデ」だけ確認できませんでした。 ワンボックスカーの荷室でブルーレイの上映(ハイビジョン画質で)